大学生ぞんぬと見る世界

薬学生として今日も生きています。

嫌いな父親を許せるか

「自分が不完全な人間であるように,

 父も不完全で不器用な人間であることを理解すること」(p.53)

 

これは「鏡の法則」という本の一節.

 

僕は血のつながっていない今の「父親」が嫌いで,

実家にもほとんど帰らない.

中卒で肉体労働をしていて,すぐ癇癪を起こして騒ぐ.

絶対に父親としては認めたくない存在.

父親のことを下に見ていた.

 

「鏡の本」を通して,

・父が僕のこんな失礼な態度を許して受け入れてくれているところ

・父がいるから,愛想良い自分に変われたのかもしれないところ

 →父に接する僕は無愛想そのもので,それとは真反対の行動をとればよかった

 

ということが浮かび上がってきた.

 

 

薬局の実習が始まって,1か月が過ぎたが,

僕は薬剤師として,てんで役に立たない.

(僕にできる唯一のことは患者さんに全力の笑顔とやさしさを届けること,

 それが1番の薬だと信じている.)

 

僕は不器用で不完全な人間なのだ.

 

だから,父親を許します.

 

久しぶりの投稿でしたが,

ここまでお付き合いいただきありがとうございました.

素敵な明日がやってきますように.

 

大学生が思う幸せとは

「電車の中でお茶を飲む。他愛ない話をする。窓の外の景色を眺める。目の前に微笑む妻がいる。僕はそれだけで幸せだった。いったい今まで、何を見てきたんだろう?何をしてきたんだろう?幸せはこんなに目の前にあったのに」(130p)

 

これは、刀根健さんの「僕は、死なない」からの引用。

刀根さんは、2016年に肺がんのステージⅣと診断されながらも、生還した方。

 

僕はなぜこの文章に心惹かれたのだろうか。

 

人は幸せになりたいと考える。

幸せになるために、「昇進したい」「お金が欲しい」「暖かい家庭を築きたい」「大学に受かりたい」と思う。

そしてそのために努力をする。

何かを得るために努力をする。

 

でも、幸せになるための手段は「何かを得る」だけではないのかもしれない。

目の前にいる「微笑む妻」を、

自分と仲良くしてくれている「友達」を、

無条件の愛を与え続けてくれる「家族」を、

僕が生きていくために支えてくれる「周りの人」を、

ただただ、ひたすらに大切にすること。

今の自分の環境を、愛することも必要なのかもしれない。

 

微笑む妻は、未来の僕の目の前にいるのだろうか…

 

 

「幸せとは…」と聞くと、「星が降る夜と~♪」と

歌ってしまうのは僕だけではないだろう。

でも要注意なのは、曲目は「瞬き」で、

「幸せ」という曲も現実に存在しているということ。


www.youtube.com

 

夜が肌寒くなってきましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

そろそろ金木犀も僕たちの世界に咲くでしょうか。

今年はなかなか咲いてくれなくて、咲いてくれなくて。

他の地域ではもう咲いているのかな?

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

素敵な明日がきますように。

寂しくて眠れない夜は(Aimer)

今週のお題「眠れないときにすること」

 

眠れない夜のお供には…youtube?

最近歳をとりたくないという発想に取りつかれがちの僕は、頻繁にアンチエイジングに関する検索を繰り返している。

アンチエイジングスマホブルーライトはNGなんだとか。

肌に悪影響があるらしい。

だから眠れない夜のお供のyoutubeは控えよう、と思ってはいるが実行できてはいない。

 

個人的にAimerさんの「寂しくて眠れない夜は」という歌がすごい好きです。

 ↓ ぜひきいてみてくださいな。


www.youtube.com

 

最近母親はどうぶつの森やマインクラフトにはまっているらしい。

LINEでよく話してくれる。

母親はもうすぐ50?(もう50超えてるかも)で、スマホなどのテクノロジーには疎いと決めつけていた。(実際新しいモノや変化は嫌うたちの性格である)

そんな母親が、youtubeを見ているというのだ。

しかも眠れない深夜に。ありえない。

借りぐらしのアリエッティもきっとびっくりしている。

(僕のこのようなギャグは友人の間では不評である。)

 

ブログ投稿間隔がまたしても1か月あいてしまった。

今日はなんだかキーボードをたたきたい感じ。

ぜひお付き合い願いたい。

 

 

さて本日紹介するのは、「未来探究 2050」。

東大の教授方が自らの研究成果と現状、将来性について語っている本。

いつものコーナーです。

AIと人間との違いは「楽しむ力」(p54)

この発想はなかった!!!

大学で「薬剤師としてAIに負けないところはなにか」という議論は幾度となくしてきた。

そこで毎度落ち着く結論は「コミュニケーション能力」であった。

だけどそれだけではなかった。

自分が仕事を楽しいと思える、他人に貢献できていると感じられる、だからこそ明日も仕事頑張ろうと思えるのかもしれない。

正確性という部分では機械に劣る情けない人間ではあるが、「誰かに貢献できている、誰かの役に立っている」と人間は感じられる。

その貢献感こそが「人生を楽しむ力」であり、いきがいなのかもしれない。

と、社会に出たことのない、ぬるま湯につかった大学生は感じた。

 

ここまで読んでくださったあなたに、素敵な明日が待っていますように。

 

僕は塾のサボリ魔であり、右大臣でもあった。

今週のお題「サボる」

 

僕は小学生の5年生になってから学習塾に通い始めた。

毎週土曜日14時頃~18時頃まで。

成績は順調で、県内No.1の付属中学の合格圏内だった。

 

入試本番では、実力を発揮できなかったらしく不合格だった。

今では亡き父が、ほとんど会話を交わした記憶のない父が、当時僕に対して手紙を書いてくれた。その手紙は今でも、僕にとって父からの確かな愛を感じられるものだ。

 

中学からも同じ塾に通うことになった。

 

みんな頭の良くて優しい子たちだった。

僕は塾の席が、一番後ろの右側であった。

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この席が、右大臣と左大臣のようにM君に見えたらしい。

そこで、僕は「杉蔵」というニックネームを貰った。

この「Sugizou」の「zo」から派生して、

「ぞんぬ」という今の名前に至るわけである。

 

だけど、周りのクラスメイトは僕以外全員、付属中学生。

僕は疎外感を感じ、塾に通うのが嫌になっていた。

気づけば、僕は塾のサボリ魔になっていた。

月4回の授業のうち、1回は必ず休んだ。

 

中2になると集合型の授業から、個別指導に変えた。

だけどサボリ癖は治らず、あまり通わなかった。

 

中3になると、中学校にすら通わなくなった。

中3の5月31日に、明日から学校くるのやめよう、なんて決心したことを覚えている。

不登校の要因は様々あると思う。

その中の1つに、受験に対する恐怖のようなものもあったのかもしれない。

 努力したのに、合格できなかった小6の頃の思い出が。

 

高校では、たくさんの人に支えられ無事大学生になった。

今ではサボリ癖は抜けた?と信じている。

 

昨年までは個別指導のバイトをしていたが、

塾をさぼる生徒の気持ちが痛いほど分かった。

僕は生徒に激甘なだめな先生だったのかもしれない。

 

ここから話が540度変わります。

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メモの魔力:1000の質問、98問目

 上記は、メモの魔力の自己分析の一部。

今日の質問は、「現在の理想の年収は?」

前田祐二さんが説明していたような、上手な自己分析ノートではないと思うが、なんかすごい発見をしたような気がしたので載せてみた。

 

仕事とお金の関係には2パターンあると思う。

①お金が払われる。そのために仕事・努力をする。

→これが基本の形態だと思う。お金の為に、生きるために働く。

②他者に貢献するために努力する。それに見合ったお金が支払われる。

→誰かの役に立ちたい、そのために懸命に働く。それが評価されて、お金が支払われる。お金は付随するものである。

 

僕は②の関係が理想だと思う。

マキャベリにはそんな理想を語る前に、お前は現実に生きているのだから、現実をしっかりみろ、なんて怒られてしまうかもしれないが…

 

お金があれば、生活が豊かになる。

貢献感があれば、心が豊かになる。

この2つのバランスをとって生きていきたい。

 

 ここまで読んでいただきありがとうございました。

大学を休学した友人

はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」

 

記憶に残っている日。

それは友人が大学に来なくなって、心配になって、

今何をして、何を考えているのか、公園のベンチで語り合ったあの日。

青いベンチではなくて、木造のベンチね。

詳細は以下の記事をどうぞ。

zon-blog.hatenablog.com

そんな魅力的な友人から、昨日 LINE電話がかかってきた。

酒に溺れて意味不明な返信をしたのを心配してくれたようだ。

(深夜4時に公園のブランコで遊んでいる動画を送っていた、記憶はある)

 

まあそんなことで2時間近く話し込んだわけであるが、その内容を共有したい。

ただ意識高い系の会話かもしれないが、自分の周りにこんなにも人生のことを考えて行動している人がいないので、とても会話が楽しい。

(薬学生の就活は一般的に楽?だといわれているので、将来のことを考えている人が少ないのだと思う)

 

大学に行くこと、研究室に行くことが全てじゃない。

大学に行くこと、研究室に行くことが目的じゃない。

それは、意味もなく満員電車に乗って出社しているサラリーマンと同じ。

大学・会社に飼いならされているだけだ。

 何か目標・目的が必要なのかもしれない。

僕はどんな人間・薬剤師になりたいのだろうか。

 

僕は、「1本の杉の木のような薬剤師になりたい」

杉は成長がとても早く、高くまっすぐに成長する。

そして加工もしやすいので、建築木材として重宝される。

つまり、人間としてまっすぐに成熟し、ゆくゆくは病院を支える大黒柱になりたい。

名字に「杉」が入っているので杉なわけで、、、

花粉症で苦しむ皆さん、申し訳ない。

 

では学生の今、何のために大学に行くのか?

大学生の役割は「教養の書」によると、知的遺産を次世代に引き継ぐリレー走者の一員になること、なんだとか。

今は、本や教科書から知識を吸収する時期なのであろう。

 

 

友人は心理学科に転学をしたそうだ。

そして、起業をするためのスタートアップをしながら、就活をしているらしい。

やりたいこと、欲しいものを全部手に入れようとする彼の姿はやはり輝いている。

どんどん友人は別の世界に進出している。

 

与えられたレールを進み「薬剤師」として生きていく僕と、

自分でレールを作り出し「創造者」として生きていく友人。

 僕たちはどんな明日を生きているんだろうか。

情けない自分と心理学と

この頃、眠れない夜が続いている。

ゲームをしていたら、気づけば空が明るくなっている。

朝になってから眠り、昼頃に起きる。

 

そんな自分を情けなく思っている。

 

昨日の夜は、AM3:00頃から、

ふと寂しくなってしまい、お酒を飲み始めた。

その時、自分には寂しいとき連絡できる人がほとんどいないことに気づいた。

まあ朝3時に連絡するなんて非常識ではある。

お酒に脳内ドパミンを増やしてもらって、公園のブランコで遊んでいたら、空が明るくなってきたので、のんびりと家に帰った。

職質されても何も文句言えない。

 

 

今日は昼頃に起きたが、スマホを封印して本を読んだ。

その本は、「マンガ 心理学入門」である。

なんで薬剤師のくせに心理学なのか。

それは、名著「バカの壁」の中での言葉がきっかけである。

※以下の引用では、解釈を含みます。

 

個性なんか気にするな。他人のことをまず理解せよ。

他人の気持ちが分かる人間になれ。(p.69)

自分らしさが欲しい、他人とは違う自分でいたい。

そう思いがちな僕である。

だけど、その前にやらなきゃいけないことがある。

それは他人の気持ちを理解できるようになれ、ということ。

じゃあどうすればいいのかな、と思ったときに、浅はかではあるが、心理学のことを知ってみたいと思った。

 

 

人間は生き残るために懸命に努力する。

満たされるのをじっと待つだけの受動的な空の容器ではない(p.53)

昔は生きていくために、食料を確保していたとか。

今日の日本では望めばある程度のものが手に入る。

高い生活水準を手に入れたら、自分にもっと期待をしてしまい、それがフラストレーション(葛藤)につながるんだとか。

毎日目標に向かって努力することはとても楽しい事ではあるけれど、しばらく僕はのんびりと生きていこうと思う。

生活習慣の乱れは流石に直していく。

 

「心理」学ではなく、「心」理学を学んでほしい。(p.184)

これは訳者(大前泰彦さん)あとがきからの引用。

全く意味が分からなかったので、意味を調べてみた。

 心 :精神のこと。対義語は肉体。

 心理:心の働き、意識の状態・変化のこと

    現実的・具体的な場での言葉で、上記の心と比較して、

    意味的には狭い部分を示している。

 

心理学って、日常で活かすために学ぶもので、そうなると現実的な面を重視しがちになるのかもしれない。すなわち「心理」学になる。

そうじゃなくて、心理学の全体的な部分を広く学んでほしいってことなのかもしれない。そうすることが「心」理学を学ぶことになるのかな。

 

今日はここで終わりです。読んでくださりありがとうございました。

「教養の書」

今週のお題「寿司」

 

寿司のネタで好きなのは「ハマチ」

やはり瀬戸内海の民としては譲れないものがある。

皆さんは、餌にオリーブをまぜて養殖したオリーブハマチなるものを知っていますか?

なんだかバイアスがかかっていますが、若干切り身が緑色にみえてしまいます(笑)

 

今日はオールスターゲーム(野球)で、

寿司パフォーマンスで有名なレアード選手がHRを打ちましたね。

ハムファンとしてはとても嬉しい。

 

小さい頃、祖母が「ちらし寿司」をよく作ってくれた。

その時の酢飯がすごく好きだった。

単純にお米にお酢をかけただけ?(なにか他に隠し要素あったのかも)だとは思うが、とてもおいしかった。

祖母は元気にしているのだろうか。

 

僕が大学に入学する前、つまり4年以上前から、

自分の母親と祖父母は喧嘩?をしていて、絶縁状態にある。

大学に合格した時(4年前)に、報告に行ってみたら、

「大学卒業して、一人前になったらもう一度会いに来い」

と励まされた。愛を感じた。

あれ以降一度もあっていない。なんと親不孝な。

僕はどうするのが正解なのだろうか。

 

父方の祖父母とも会っていない。

最後にあったのは、父が亡くなって葬式をした中学生の頃か。

こんな孫でごめん。

会いに行くのは恥ずかしいというか、気まずいというか。

明日手紙を書くことにする。

 

 

さて本日紹介するのは、戸田山和久さんの「教養の書」

大学入学したての学生に対する本。

4回生の僕は読むのが少し遅い気がするが、学べることはとても多い。

以下、解釈を含みます。

 

高校時代は、大学受験の為に準備し

大学時代は、就職の為に準備し

就職したら、結婚の為に準備し

結婚したら、妊娠の為に準備し

歳を重ねたら、人生を潔く終わらせるために準備する。

何かを手に入れる為に、準備の為に、自分の人生を空費するな。

いつ人生を楽しむんだ?(p.367)

自分は計画性を重んじる人間な故、常に将来の為に準備を怠りたくない。

なのでこの言葉にはとてつもなく圧倒された。

未来のことを考えずに、今を自由に生きている人を、時として軽蔑することもある。

でも未来のことしか考えずに、今を苦しんで生きているのなら、

その苦しみが準備の為にずっと続くのであれば、なんだか悲しい。

今の自分の楽しみは…

 APEX (ゲームが一番初めに出てくるのってなんかみっともない)

 誰かと話すこと

 ×知識→○教養を増やすこと

 

準備がすべてではないんだ。それを忘れてはいけない。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

 

↓表紙がかっこよくて、つい手に取りたくなります。

 

 

大学生と社会人の壁

久しぶりのブログにワクワクが止まらない。

別に忙しかったわけでもないし、ブログに飽きていたわけでもない。

ただひたすらに家に引きこもっていていて、なにも生み出すことのない日常を歩んでいた。

家にいることが好きだけど、ずーっと1人では何もできない事を痛感した。

 

今日は研究室を早々と抜け出し、眼科に行った。

そしたら、眼科のDr.がすごい親切になっていた。丁寧に説明をしてくれるのである。

ぞんぬさんは、近視だから眼軸が伸びていて26.2mmで、27mm超えるとヤバいんですけど、角膜?もきれいだからコンタクト使用続けていいですよ、的な。

そこで感じたのが、専門的な知識って僕達もっていないわけで、眼軸(眼球の奥行きのことらしい)の知識なんてないわけですよね。

丁寧に説明できる、そんな薬剤師になりたいと感じた。

 

その後いつもどうり公園で長閑な時間を過ごしていた訳だが、素敵な親子がいた。

子どもはまだ幼稚園入る前くらいで、母親とすごい楽しそうにボールを追いかけていた。

10年後に、その子に今日の記憶があるかどうかは怪しいけど、母親からの愛はきちんと伝わっていたら嬉しい。いや絶対伝わっている。

僕の母親もなかなかいい人?で、下宿中の僕に週5くらいでLINEを飛ばしてくる。

いつもありがとうな。

 

 

さて、本日紹介するのは養老孟司さんの「バカの壁」。

名著ですね。以下の引用、解釈を含みます。

 

知ったことを出力する。「学んだこと」と「行動」が互いに影響しあう (p.95)

 いまブログでしております…やり方はあっていますか?

先日の情熱大陸にて、(たしかパン職人の朝倉誠二さんの回)

「本気でやりたいことは、思っているだけではなくて、行動に移せ、行動で示せ」という言葉に出会った。

なかなか自分の限界を決めてしまって、行動をためらいがちな僕。

もっともっと、ほっともっとくらい積極的にならないといけない。

 

サラリーマンは給料の出所に忠実。職人は仕事に忠実。(p.160)

こんな言葉聞かされてしまったら、サラリーマンにはもうなれない。

僕は、仕事にはプライドをもって向き合いたい。忠実でいたい。

だけど、「仕事の為に生きる人間」になりたくはない。

逆に、「生きる為に仕事をする人間」になりたい。

日本人は働きすぎだといわれ、SNSや姉を見ていると、働くことはとてつもなく大変なことなのかと恐れている。

3年後の自分はどんな風にして働いているのだろうか。

 

ここまで読んでくださりありがとうございます。

梅雨のシーズンですが、明日は晴れてほしいな。

 

見えないものと変わらないもの

今週のお題「雨の日の過ごし方」

 

歳を重ねるにつれて、僕は農業に関わりたい。

50とか60歳とかには第2の人生を初めて、

晴耕雨読を実現したい。

 

といいつつ、晴れの日も雨の日も

ただ時間を貪っている自分がいる。

気付いたらこんな時間になっている。

 

大学がすべてオンラインになって、

研究室にもいかなくてよいということで

暇をもてあましているわけでして。

 

ミッションインポッシブルを全部見ようと意気込んでいる。

今日は3をみた。緩急のつけかたがすき。

囁くようにしか話さないスローカーブのようなシーンがあれば、

がんがん詰めてくるど真ん中ストレートのようなシーンもある。

なんたってトムクルーズがいい。

 

 

今日紹介するのは絲山秋子さんの「袋小路の男」

本屋大賞を獲得したことのある小説です。

 

何度かでてくるフレーズがありまして、(以下、引用ではなく解釈)

いつも見えないものに嫉妬していた (p.60)

社会には見えないものが多い、

だからこそ人間同士は空間を言葉で埋め尽くす (p.138)

見えないものを見たい (p.156)

 

なんだか「見えないもの」というキーワードが隠されている気がした。

なぜ「見えないもの」という言葉に印象をうけたのだろう。

 

僕は「見えない」ということに対して、

不安・興味を感じる。

お化け屋敷は暗くて見えなくて怖いし、

面白い本のページが破れてて見えなかったら、読みたい、知りたいと興味をもつ。

 

視覚に感情が揺さぶられる、と考えると、

人は五感で感じられるものに対して影響をかなり受けるのかもしれない。

 

先日「食べるバターアイス」なるものが発売されていて、

いまだにお目にかかる事ができていない(視覚)わけであるが、

食べてみたい、味が知りたい(味覚)。

 

となると、人にオススメするときや、人を説得するには、

心情に訴えるのではなく、

五感に訴える方法が有効なのかもしれない。

 

見えないもの関連?で

奥華子さんの「変わらないもの」オススメです。


www.youtube.com

 

見えないものは変わらないものなんだろうか。

そうだとこれからもずーっと見えないままになってしまう。

だからたまには、ひょっこり顔を見せてほしい。

ここにいるよーって。

 

 

 

でもやっぱり

雨の日は家の中でぼーっとするのが一番。 

省エネとE=mc²と多肉植物と

土曜日きたー!!!

といえどもオンライン講義の毎日なので

毎日が休日みたいなものなんだけど。

 

朝起きて、「今日何もしなくていいやん」っていう瞬間

この瞬間が一番好き。

だから基本予定はいれたくないし、入れない。

 

朝起きてぼーっとしながら、

公園に散歩に行く。なんて優雅なんだ。

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公園の入り口に数週間前から置かれている多肉植物

誰が何のために置いたのか気になるが

なんやかんや僕の癒しになっている

 

今日紹介するのは、

「E=mc² 世界一有名な方程式の伝記」

アインシュタインが確立したこの公式の背景を

面白おかしく教えてくれる。

 

1945年に日本に落とされた原爆は、

この公式の原理が生かされたものなんだとか。

 

その原理とは

「質量(m)はエネルギー(E)と互換性がある」というもの。

 

物体は質量を失うことで、エネルギーを外に放出することができるし、

エネルギーを受け取ることで、質量に変えることができる。

 

なんかこの公式を自分に当てはめてみると、

省エネで生きていきたくなってしまう。

なにかに熱中して取り組むにつれて、

自分の一部が失われて、やつれていってしまうのではないか。

 

だから今日はお酒を飲みながら

日ハムvs楽天の試合でも見ながら笑って過ごそう。

ちなみに僕は日ハムファンである。

子供の頃、食べ物のハムが好きだったから、という浅はかな理由。

 

 

アメリカで活躍する前田健太選手は、

試合では、試合に勝つことを優先し、

ブルペン(練習)では、最低限の球数に制限しているのだとか。

 

これぞ理想の省エネだと思う。

やるべき時は全力を尽くし、

影の部分ではほのぼのやっていく。

 

何事にも全力で、完璧にこなしたくなってしまう自分にとって

そんな人生は憧れである。

 

ぜひどうぞ

 

 

年収90万でハッピーになれるんだとか

今週のお題「おうち時間2021」

 

今没頭していること、それは「自分と向き合うこと」

 

将来のことを考えると、

自分は何の仕事が向いているのか、とか

自分の「いきがい」って何なんだろう、とか

自分ってどんな人なんだろう、ってなる。

 

本日紹介するのは、

大原扁理さんの「年収90万で東京ハッピーライフ」

 

本の名前からすごい。

年収90万で生活できることにまず驚く。

僕の周りのバイト戦士 大学生より少ないのに。

 

本を読み進めていくと、

大原さんなりのライフスタイルがあり、

そこには確固たる信念というか、軸があり、

一人の人間としてきちんと生きていることが伝わった。尊敬。

 

 

それではいつものコーナー。(引用ではなく解釈です)

「どうすれば自分が幸せか」は自分自身のみ知っている(p.22)

外側に開拓ではなく、内側に進み、自分と向き合う(p.62)

 

自分自身と向き合うこと、自分を知る事が、

幸せにつながるんだと思った。

 

最近、自分と向き合うために始めたのが、

「メモの魔力」で紹介されていた1000の質問

質問が1000個あって、それに答えて「考える」ことで、

自分が見えてくるのだとか。(検索すれば出てきます!)

 

 

100人の他人からの「いいね!」より、自分1人の「いいね!」

 

 他人から評価や視線を僕たちは気にしすぎなのかもしれない。

他人から褒められたら嬉しい。他人から感謝されたら嬉しい。

でもだんだんそれが過度な期待に変わっていって、

自分を苦しめることになるのかもしれない。

 

自分がいいと思える生き方がベストなのかも。

もちろん他人に悪影響与えない程度で。

 

時折僕たちは他人と比較して、

他人のことをうらやましがり、「ないものねだり」をする。

幼稚園の年少さんの頃、よく仮面ライダーのベルトで遊んでいた。

友達は変身ベルトだけでなく剣ももっていた。

それが僕は羨ましくて仕方なかった。

 

じゃあなんで「ないものねだり」が起きるのか。

それは、自分も所有したいから。

でも1度所有すると、意外とそれで満足することもある。

ってことは「所有したという経験」が欲しいのかもしれない。

 

それならば、今後は「ないものねだり」ではなくて、

「もの」をねだるのではなくて、

「経験」をねだる方がいいのかなと思った。

「ない経験ねだり」みたいな。

 

いろいろなことに積極的に関わるということなのかな?

 

素敵なGWになりますように。

 

僕はメモ魔 (前田祐二さん) になれるか

雨は家の中から見るには憂鬱だけど、

実際外に出て雨の中を歩くと、なんだかすがすがしい。

自分のよくないとこをすべて洗い流してくれている感じ。

といいつつ傘はさしている。

 

今日の紹介は前田祐二さんの「メモの魔力」

2019年にベストセラーになったということで、

今更読むんかい!て感じではあるが素敵な本だった。

僕はいつもちょっと時代遅れ?

鬼滅の刃の映画は先々週見に行った。

服は型落ちした1年前のやつとかかなり好き。

ちょっと遅れているくらいが一番落ち着くのかもしれない。

この本は、

「自己分析に悩む就活生・大学生」

「自分を串刺しにする本質的な人生の軸が欲しい人(p.116)」

におすすめである。

 

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皆さんはメモを取りますか?

僕のスマホのメモ帳はわりと大変なことになっている。

今まで観た映画・ドラマの題名、読んだ本の題名をひたすらメモしている。

それらをずらーっとスクロールするのが好きなのである。

※前田さん的にはこのメモは不要なのかもしれない。

 

さて、本書のキーワードは、

「物事を抽象化し、転用すること」であった。

日常の些細な出来事に気づいたら、メモを取り、

その出来事になぜ気づかされたのか、素敵な部分は何かを言葉にして、(抽象化)

その考えをどう生かしていくか(転用)、という流れだ。

 

そして本書を読み終えた僕は気づいたら近くのTSUTAYAで、

メモ用のノートとSARASAのボールペンを購入していた。

ちなみにボールペンの色はブルーブラックである。

なんとも絶妙な色で目に優しいのでおすすめ★

 

なぜ前田祐二さんの言葉にここまで影響されたのか。

僕は人にやったほうがいいと言われたら、それに従う人間なのか。

とも思ったが、それだけではないと思う。

僕は彼のギャップにやられたのだと思う。

見た目は爽やかで、メモをがりがり書いているイメージがつかない。

朝の情報番組で登場する彼が、ノート片手にがりがり書いているはずがない。

ましてや本の中で、自分が狂気じみてメモをしている、

なんて言っているとは思いもしなかった。

果たして僕もメモ魔になれるであろうか。

 

 

今日、研究室にての雑談で気付いたことがある。

「自分から見えている自分」と「他人から見えている自分」は

全く別物であるということ。

僕は自分が内向的で、コミュニケーションが苦手だというが、

他人から見るに、僕は話しかけやすくコミュニケーションが得意そうに見えるらしい。

だから僕はコミュニケーションが苦手だと

「思いこんでいる」状態だと「思いこまされ」そうになった。

実際にどっちが正解なのかは分からない。

 

けれど一つだけ抽象化できることは、

自分のことをきちんと理解している人は少ない」ということ。

(うまく抽象化できているでしょうか、前田さん!!!)

 

ではこの抽象化をどう生かしていくか。

それは

「他人のいいとこは、ばしばし褒める」

「他人の良くないとこも、いいとこを交えながら優しく伝える」

だと思う。

 

そしたらみんなが楽しく生きられるかもしれない。

最近分かったのは、

僕は案外、人と話すことが好きだ、ということ。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

人は暗示で9割動くらしい。

気付いたらブログ書き始めている…

本日もお付き合いくださりありがとう。

 

今日紹介するのは、

内藤誼人さんの『人は「暗示」で9割動く」

題名から洗脳に関する本かと思いきや、

わりと他人や自分とのかかわりに関する本。

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これは「洗脳 フリー画像」で検索した


 

この本は、

「先輩・上司・取引先とどう話せばいいの?」

「後輩・部下をどう教育すればいいの?人望が欲しい」

「相手・自分が楽しく生きていくには?」

という疑問をもっている方におすすめ。

 

 

それではいつものコーナー。(引用ではなく解釈が含まれています)

ポジティブな表現で、笑顔で (p.69)

わずかな気配り、小さな親切 (p.83)

これは自分のふるまい方について。

とにかく笑顔で、前向きな表現を使って話しかける、

ほんのちょっとでいいから親切な行為をする、といいのだとか。

人は親切に飢えている??

 

普段の僕を振り返ると実はわりとこのふるまい方出来ている気がする。

にやにやしてるんかっていうくらい笑顔ふりまいている(つもり)。

大学に入った時から大切にしていることがあって、

それは「ささいな一言」をかける、ということ。

挨拶は基本で、相手に余裕がありそうなときは、

何か1言目を投げかける、といった戦法。

2人きりになったときに向こうから話しかけてくれるならいいけど、

お互い黙ってたら気まづいだけだから。

これうまくいってるのかは分かんないけど、おすすめ。

僕は声も小さくて、かなり内向的な人間ですが、

なんか新しい人と仲良くなるのは得意な気がする。

 

理解するより、「感動」してあげると相手は喜ぶ (p.137)

人が自分のことを人に話すのは、自己顕示欲によるものだとか。

他人のことをすべて理解するのは無理だから、

とりあえず感動して「すごいなあ」て気持ちを伝えるのが大切みたい。

ちょっと話は変わるけど、

僕は他人のことをすべて理解しないことが大切だと思う。

その人の50%位を理解して、というか肯定できれば十分だと思う。

だから将来は、結婚しても選択的夫婦別居を提案する。

マンションの隣の部屋、とか? 金銭面ではちょっと問題?

お互いがこれまでの人生を歩んできて、スタイルがあるんだから、

それを壊してまで生きていく必要はないと思う。

そうすれば相手のいいところだけ肯定できて、感動できて、

良好な関係を保てるのかなって。

恋愛未経験な人間の戯言でした。

 

 

人生楽しく生きるには、とにかく

「自分の力を信じること、自分にはできると信じること」みたい。

失敗しても、手に入らなかったブドウ(失敗)は酸っぱかったに違いない。

って思いこめばいい。

 

僕達はなんて幸運な人間なんだ。

今日はこんなにも暖かくて素敵な土曜日だ。

 

読書する人だけが見える世界

久しぶり!!!!!!

 

ということで本日もつらつらと書いていく。

前の公開から今日までいろんなこと

(とはいってもそんなに多くはないけど)があったわけだけど、

今の僕は図書館から予約で借りた本が、

積読状態になっていて焦りと期待が交錯している。

 

昨日久しぶりに大学の食堂に行ったら、

周りの人たちが若そうに見えてしまう。

気付いたらもう4回生か…まああと3年あるけど。

新入生たちは、めこたまがキラキラしているから

すぐわかるんだよなあ。

 

授業がない日は研究室生活なんだけど、

先輩たちがとても好きで、いい人たちで、

いつもフラットに話しかけてくれるのがとても嬉しい。

 

 

そんなこんなで今日紹介するのは、

齋藤孝さんの「読書する人だけがたどり着ける場所」

なんだか齋藤さんの本はとても読みやすくてしっくりくる。

ちなみに齋藤違いだけど、高校生の頃は乃木坂がとても好きで、

齋藤飛鳥さん推しで、「齋」の字が書けるように練習してた。

ちなみに「薔薇」は書けない。

癒される。

 

この本は、

「読書するのはいい事だと思う。でもなかなか読む気にならない」

「そもそも本なんて読まなくてもネットでいいじゃん」

「読書してるけど、ただ字を読んでいるだけの気がする」

そんなあなたにお勧めしたい本。

 

ではいつものコーナーいきます。(引用ではなく解釈を加えています)

 

AIに負けないようにするのではなく、自分の人生をいかに深く生きるか (p.22) 

読書に関する本なのにいきなりAIの話かい!!てツッコミ。

お待ちしておりました、ごめんなさい。

今日のオンライン講義で、7年ほど薬剤師として働いていて、

今現在は准教授の先生が、

「薬剤師の仕事すべてが、皆さんが働いている間になくなりはしない」と

明言していた。なんだかほっとした気分。

数年前に囲碁でAIが人間に勝利してから、

就職前の大学生や人生戦略をたてる僕たちは、

「いかにしてAIに勝つか」「AIにできないことはなにか」について

考えすぎているのかもしれない。

そうではなくて大事なことは「自分の人生をどう深く生きるか

自分が人生に何を求めているのか、はたまた何を求められているのか。

 

僕が人生に求めていること・求められていること?は、

「誰かの役に立ちたい。大きな器を持った人間になりたい。」

そのために臨床現場で働く薬剤師、病院で勤務したいな、なんて考えている。

でもこの先も人生に求めていることはコロコロ変わっていく気がする。

皆さんが人生に求められていることは何ですか?

 

何か一つでも吸収しようとして本を読む (p.112)

僕の良くない癖なんですけど、

本を読みながら他事を考えていて、

気付いたら数行飛んでる、なんてことがよくある。

文字は読んでるんだけど、内容は入ってきていない。

そんな時に「読書意味あるんかな」なんて思いがち。

でもそれでもいいのかもしれない。

なんとなく読んで、でも1冊の本から1つでも多くのことを

吸収できていればいいのかな、なんて。

 

読書によって様々な人の生き方を知れたらいいなと思う。

日付が変わる前に更新したかったけど、間に合わなかった…

 

今日は土曜日。

一人でも多くの人がプレミアムな土曜日を過ごせますように。

 

葉桜に変わりつつある中の新生活のお供に。

お題「#新生活が捗る逸品」

 

新生活が始まる時期ですね。

僕にとっての最新の新生活はやはり、

大学進学に伴う一人暮らしのスタートだと思います。

初一人暮らしは寂しさとわくわくの連続でした。

 

自分の好きなTV番組をみれる!

自分の見たい番組が録画できる!

っていうのがなんやかんや嬉しかった気がします。

やはり寂しさを紛らわすのはTVが一番?

っては昔の自分には言いたくない。

「もっと本を読め!!!」って昔の自分にはいいたい。

今年度の目標は年間本100冊なんですけど

4月6日現在12冊と、全く読めておりません。

このペースだと年間約50冊…

ってなことで、新生活に欠かせないのは「本」ということで。

無人島に1つ持っていくものはなに?

という質問への返答も「本」で!!!!(言いすぎました)

 

さて、今回ご紹介する本は

「サードドア 精神的資産の増やし方」です。

 

概要としては、

著者が人生を成功させている著名人に対してインタビューをする、というプロジェクトを立ち上げて、インタビューの内容を本にする、そして我々はその本を読む、という感じです。

とにかく読みやすかったです。スラスラページが進みます。

 

ではいつものコーナー。以下、引用ではなく少し変えています。

常に見習いの気持ちで、学びに対して謙虚に(p356)

やはり少しその分野に精通すると、

自分が正しいと思いこみ、

他人の意見をないがしろにしがち。

その思い込みが僕たちの判断を鈍らせ、

失敗を誘発するのかもしれない。

常日頃から、自分は見習いなんだと、

人生見習いなんだという気持ちが大切ですね。

 

成功or失敗にこだわらない。挑戦&成長にこだわる(p417)

この考え方すごい好き。

結果がすべてだといわれている世の中。

他人からの評価は、成功か失敗かによるかもしれない。

それでも、自分は他人からの評価を真摯に受け止めつつ、

その結果から得られたものは何かを見つめていく必要がある。

 

とても読みやすいので、新生活のお供にどうぞ。