大学生ぞんぬと見る世界

薬学生として今日も生きています。

見えないものと変わらないもの

今週のお題「雨の日の過ごし方」

 

歳を重ねるにつれて、僕は農業に関わりたい。

50とか60歳とかには第2の人生を初めて、

晴耕雨読を実現したい。

 

といいつつ、晴れの日も雨の日も

ただ時間を貪っている自分がいる。

気付いたらこんな時間になっている。

 

大学がすべてオンラインになって、

研究室にもいかなくてよいということで

暇をもてあましているわけでして。

 

ミッションインポッシブルを全部見ようと意気込んでいる。

今日は3をみた。緩急のつけかたがすき。

囁くようにしか話さないスローカーブのようなシーンがあれば、

がんがん詰めてくるど真ん中ストレートのようなシーンもある。

なんたってトムクルーズがいい。

 

 

今日紹介するのは絲山秋子さんの「袋小路の男」

本屋大賞を獲得したことのある小説です。

 

何度かでてくるフレーズがありまして、(以下、引用ではなく解釈)

いつも見えないものに嫉妬していた (p.60)

社会には見えないものが多い、

だからこそ人間同士は空間を言葉で埋め尽くす (p.138)

見えないものを見たい (p.156)

 

なんだか「見えないもの」というキーワードが隠されている気がした。

なぜ「見えないもの」という言葉に印象をうけたのだろう。

 

僕は「見えない」ということに対して、

不安・興味を感じる。

お化け屋敷は暗くて見えなくて怖いし、

面白い本のページが破れてて見えなかったら、読みたい、知りたいと興味をもつ。

 

視覚に感情が揺さぶられる、と考えると、

人は五感で感じられるものに対して影響をかなり受けるのかもしれない。

 

先日「食べるバターアイス」なるものが発売されていて、

いまだにお目にかかる事ができていない(視覚)わけであるが、

食べてみたい、味が知りたい(味覚)。

 

となると、人にオススメするときや、人を説得するには、

心情に訴えるのではなく、

五感に訴える方法が有効なのかもしれない。

 

見えないもの関連?で

奥華子さんの「変わらないもの」オススメです。


www.youtube.com

 

見えないものは変わらないものなんだろうか。

そうだとこれからもずーっと見えないままになってしまう。

だからたまには、ひょっこり顔を見せてほしい。

ここにいるよーって。

 

 

 

でもやっぱり

雨の日は家の中でぼーっとするのが一番。