大学生が思う幸せとは
「電車の中でお茶を飲む。他愛ない話をする。窓の外の景色を眺める。目の前に微笑む妻がいる。僕はそれだけで幸せだった。いったい今まで、何を見てきたんだろう?何をしてきたんだろう?幸せはこんなに目の前にあったのに」(130p)
これは、刀根健さんの「僕は、死なない」からの引用。
刀根さんは、2016年に肺がんのステージⅣと診断されながらも、生還した方。
僕はなぜこの文章に心惹かれたのだろうか。
人は幸せになりたいと考える。
幸せになるために、「昇進したい」「お金が欲しい」「暖かい家庭を築きたい」「大学に受かりたい」と思う。
そしてそのために努力をする。
何かを得るために努力をする。
でも、幸せになるための手段は「何かを得る」だけではないのかもしれない。
目の前にいる「微笑む妻」を、
自分と仲良くしてくれている「友達」を、
無条件の愛を与え続けてくれる「家族」を、
僕が生きていくために支えてくれる「周りの人」を、
ただただ、ひたすらに大切にすること。
今の自分の環境を、愛することも必要なのかもしれない。
微笑む妻は、未来の僕の目の前にいるのだろうか…
「幸せとは…」と聞くと、「星が降る夜と~♪」と
歌ってしまうのは僕だけではないだろう。
でも要注意なのは、曲目は「瞬き」で、
「幸せ」という曲も現実に存在しているということ。
夜が肌寒くなってきましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
そろそろ金木犀も僕たちの世界に咲くでしょうか。
今年はなかなか咲いてくれなくて、咲いてくれなくて。
他の地域ではもう咲いているのかな?
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
素敵な明日がきますように。