大学生ぞんぬと見る世界

薬学生として今日も生きています。

悪と仮面のルールと人生と

今年学びたいこと

 

僕が今年学びたいのは、「いろんな人の考え方、人生」である。

 

僕達の人生は、日々選択の連続で、

その結果として今日がある。

僕はまだ20代になったばかりで、

これからも多くの選択肢があると思うし、

100歳になっても毎日が選択の連続であってほしいと思う。

 

僕は他人の人生を知る事が好きだ。

なぜなら、他人の人生が僕に新たな選択肢を

教えてくれると思うから。

自分に見えている世界はまだ狭い。

だからこそ、他人の人生への考え方を知ることで、

新しい考え方が得られると思う。

 

最近の趣味は、情熱大陸をみること。

様々な領域のプロフェッショナルが、

なぜその仕事をしているのか

なぜ今の自分があるのかを教えてくれる。

とても魅力的な人が多い。

 

では今年どのように他人の人生観を学ぶか。

僕は「読書」から学ぼうと思う。

小説からは主人公の生き方を学べる。

論説文からは筆者の生き方を学べる。

 

 

本日紹介する本は、中村文則さんの「悪と仮面のルール

大切な少女を守るために、時には人を殺めてしまう、

そんな主人公の過去と現在についての物語。

 

それではいつものコーナー。

人間と猿の違いほど、人間と人間に違いはない。

才能とは、つまり他人より努力することのできる能力(p.15)

エジソンが残した、

「天才とは99%の努力と1%のひらめきである」

という言葉に一部似ている。

僕は頻繁に、優れた人間になりたいと漠然に思う。

優れた人間というのは曖昧であるけど、

努力がなければ到達できないだろうし、

努力だけでは到達できないのかもしれない。

そう思いながら、日々を怠惰に過ごしているのは秘密である。

社会人になったら頑張るから、今はゆっくり生きよう、だなんて。

 

その人間が幸福だったか不幸だったかは、

その人間が寿命とか病気とかで死ぬ寸前まで、わからない(p.367)

先日、神様のカルテ(ドラマver)を視聴した。

医者に関する話で、この世を去る人々との別れのシーンもある。

この世を去るときに、

自分のことを大切に思ってくれる人が周りにいてほしいと強く思った。

他人に求める前に、まずは自分から。

自分は医療職に就くわけだが、人に寄り添える人になりたい。

仕事としてではなくて、一人の人間として。

 

 

今日を生きる皆さんが、

今日を不幸だと感じているかもしれない方が、

素敵な明日を迎えられますように。

僕らはそれに抵抗できない

今回は「依存症」に関する話題です。

「僕らはそれに抵抗できない」という本を読みました。

 

依存症のイメージは「薬物」「アルコール」「タバコ」

など物質的な依存が思いつきます。

しかし、行動的な依存も今日、重要になっています。

例えば、

インスタの投稿がやめられない

サブスクのTVドラマをずっと見てしまう  

オンラインゲームがやめられず、生活が乱れる など。

 

ちなみに、僕が最近はまっているのは、

「1人前食堂」さんの動画をみること (youtube)

単調なトークがなんだか癒されます。ぜひみてほしい。

youtu.be

 

youtubeもひとつの依存症なのでほどほどに、、ね。

 

 

本書では、以下の流れで話が進んでいきます。

1.依存の定義

2.現代の依存症の例

3.依存を引き起こす要因

4.解決策

 

それではいつものコーナー。

フォロワーが増える、あるいは仕事に膨大な時間を注ぐといった体験を続けていると、自分は進歩しているという幻想が離れなくなる。

そして、「自分はこれをせねばならない」という強迫観念を振り落とすことがしだいに難しくなっていく(p212)

なんだか日常のいたるところに依存があって、

本を読んでから、生きづらくなったような?気もします。

僕らはみんな何かしらの依存症なのかもしれない。

皆さんは何依存症ですか?

 

(オンラインゲームに)のめりこんでいた頃を振り返って、他のゲーマーとの交流が自分の孤独感を癒してくれたと語っていた。(中略)

彼にとっての報酬は、自分にかけている「人間関係」というニーズを埋めてくれることだった(p335) 

これはすごい納得いく。

依存を引き起こすのは、自分に何かしら足りないものがあって、

それを満たしたいからなんですよね。

だからこそ、なかなか抜け出せない。

 抜け出すためには、なぜ依存が起きているのか、

その原因の究明が必要というわけです。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

ぜひどうぞ。

寒い夜に少しでも暖まりたいあなたに「火花」

昨日今日と寒い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。

寒い夜は(寒くない夜も)家に引きこもって本でも読もうと思っていたのですが、

21時頃には気絶して、気付いた時には朝の3時でした。

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寒い夜は火花でもいいから温まりたい

 

さて、今日紹介する本は「火花」です。

皆さんご存じの通り、芥川賞を受賞した又吉直樹さん作の本です。

 

「徳永」という若い芸人と、徳永が尊敬する芸人の先輩「神谷さん」という

2人が織りなすストーリーです。

読み終えてから、「火花」という題に込められているものが何なのか、

ふと疑問に思いました。

火花の意味を検索すると、

石・金属などが激しくぶつかって瞬間的に出る光 

 とのこと。徳永と神谷さんは、ある時激しくぶつかるのですが、

その時のことなのかな?浅い考察で申し訳ない。

人と人が意見をぶつけあうことで、いい案が浮かんだり、

イベント事がうまくいったりするのだと思う。

相手の考えを尊重しつつ、自分の正直な意見を述べて火花を散らす。

言葉でいうのは簡単だけど、行動に移すのは大変そう。

 

ではいつものコーナーです。

僕は自分の考えたことをいかに人に伝えるかを試行錯誤していた。

しかし、神谷さんは誰が相手であってもやり方を変えない(中略)

一切ぶれずに自分のスタイルを全うする神谷さん(以下略)

神谷さんは自分の考えを信じ、貫いて生きる人です。

決して相手にあわせることをしない。そのため批判されることもしばしば。

自分の生き方や考えがしっかりしている人には圧倒される。

人に迷惑はかけない範囲で自分らしさを追求したい。

(実際神谷さんみたいな生き方はちょっと怖くてできない)

 

生き方を考える上で大切なことは、以下に将来を見据えているかだと思う。

人生100年時代。人生プランをしっかりたてたい。

 

僕たちはきちんと恐怖を感じていた。

親が歳を重ねることを、

恋人が歳を重ねることを、

すべてが間に合わなくなることを、心底恐れていた。

自らの意思で夢を終わらせることを、本気で恐れていた。

実家に帰るたびに痛感している。親が歳を重ねていくことを。

社会人になったら、実家に帰れるのはお盆と正月だけって考えると、

親にはあと何回会えるのだろう、あと何時間共有できるんだろう、

ってとても悲しい気持ちになる。

「地元で就職したくない」なんて意地張っているけど、

やはり地元で就職した方がいいんだろうか。

このまえ正月に帰省した時に、母親が作ってくれる料理はとてもおいしくて、

インスタント麺ですら美味しいと感じた。

 

今日Twitterで素敵なツイートを見かけた。

30代後半の女性が、妊娠後に肌が荒れ、体重も増えて、

妊娠前の写真を見ながら「妊娠する前はかわいかったのになあ」と

ぼやいたのに対し、旦那さんが

「今だってとても可愛いし、俺にとって最高の女性だよ」と返答したそうだ。

この夫婦は、恋人が歳を重ねることを恐れない関係だなと思った。

僕はこんな旦那さんになりたい。

 

「火花」ぜひどうぞ。

結婚式は感動するのか?

今日は結婚についてのお話です。

しかし、結婚について話をする張本人はまだ未婚ですので、

理解が至らない点もあるやもしれません、ご了承ください。

 

今日ある友人と結婚式の話をしたのが、このブログの発端です。

 

彼は土日に彼の従妹の結婚式に参加したそうです。

従妹は25歳らしく、理容師として働いているとのこと。

「どうだった?」と聞いてみると、「感動した」と返ってきました。

 

「30代をすぎて、周りの友達がどんどん結婚していく。なのに自分はまだ独身で、

 みんながうらやましい、取り残されている感覚がつらい」

みたいなイメージが結婚式には強い。本やドラマの見すぎでしょうか。

ある女性Aが、他の女性Bに男性を奪われて、女性Bと男性の結婚式に

新婦よりも目立つ純白のドレスで参加してやる!みたいな話を

本で読んだような気がします。確か有川浩さんの阪急電車?かな。

 

結婚式ってほんとに感動するものなのか?

と疑問に思い、検索時代に生きる僕は即座に検索しました。

https://www.komachiwedding.net/wedding-news/production/612/

こちらのサイトのアンケート結果を見てみると、

感動シーンランキングなるものが載っていたので、以下にて紹介します。

 

結婚式で感動するタイミングランキング

1位 花嫁から両親への手紙

2位 新婦と父親の入場シーン

3位 お色直し退場

 

結婚式に出たことがない自分にはまだ知らない世界があるみたいです。

こんな感動シーンてんこもりな結婚式に早く参加したい!!!

今の大学の同期たちは僕のことを結婚式に呼んでくれるかな?

 

最近感動したことは、手作りのお菓子をもらったこと。

義理であっても手作りのものを貰えたことが嬉しくて嬉しくて。

1口目の感動がすごい。言葉で表現できないくらいに。

 

僕はなんとなく35歳までには結婚したいな、なんて思っています。

ってなことをバイト先の先輩と話していたら、

「結婚は逆算するといいよ」と教わりました。

35で結婚するなら、34までに相手に出逢えば1年間の交際で結婚。

なんか簡単そうに聞こえてしまいます。

 

実は来るべき時に備えて「妻のトリセツ」はすでに読んでいます。

かなり昔に読んだ本なので、内容はかなり抜けてしまっているのですが、

とにかく内容が面白かったことが印象深い。再度読み直します。

僕の大学の友人たちは3人とも9月生まれなのですが、

今年の誕生日には「妻のトリセツ」をプレゼントすることに決めています。

僕もバイブルとして1冊、手元に置いています。

みなさんもよければぜひどうぞ。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

地頭力を鍛えたいあなたにオススメする本

お題「#この1年の変化

 

現代ホスト界の帝王「ROLAND」さんの名言に

「世の中には2種類の男しかいない。俺か、俺以外か」

というものがあります。とても素敵な言葉です。

 

今日紹介する本『地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」』の中では、

「頭の良さ」を3種類に分けて説明しています。

  • 地頭力:プロ棋士のような地頭がいい人
  • 対人感性力:司会者のような機転が利く人
  • 記憶力:クイズ番組で活躍するような人

これらの3つの要素が複雑に絡み合って頭の良さが定義されます。

僕は塾講師のバイトをしていて、この1年間とても感じていたのが、

「大学受験で勉強した内容が抜けてきていて、問題に対するキレが落ちている」

という点です。もうまともに教えられていないのでは…と不安になり、

来月いっぱいでバイトを辞めさせていただくことになりました。

 

問題に対する切れが落ちている要因としては、

大学入試が「地頭力&記憶力を試すもの」であるのに対し、

僕自身の勉強方法が「記憶力」に頼りすぎていた、という点です。

時間が経てば、高校3年間で積み上げた知識も抜けてきます。

 

ということで、地頭力を鍛えたい!と思い、この本を手に取りました。

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よーく考えよう!お金は大事だよ~

っていうAflacさんのCMが今当たの中でエンリピしている

かなり昔のCMですが皆さん覚えていますか?

 

以下に学んだことを挙げていきます。

 

現代社会では、調べれば多くの知識を得られるわけで、

いわゆる「記憶力」によって得られた知識だけではこれからの時代生きていけない。

考える力によって、莫大な情報を良い方向に増大させる必要があるわけです。

考える力がなければ、莫大な情報に溺れてしまいます。

 

では地頭力を鍛えるにはどうすればよいのか。

それは以下の3点の思考力を大切にすること。

  • 仮説思考力:結論から考える力
  • フレームワーク思考力:全体から考える力
  • 抽象化思考力:単純に考える力

本の中で3つの力がどんな力なのか、どう身につけるのかが紹介されています。

※各章ごとにまとめがあるので、本が苦手な方にもおすすめです!

興味のある方はぜひどうぞ。

 

それではいつものコーナーです。

イノベーションというものは、(中略)「似ても似つかないようなものに共通性を見つける」という発想から生まれるものである。(中略)すでに存在している原理や法則等を普通の人が思いもしなかった意外なところに適用することによるイノベーションの例の方が実際は多いのである。

 新しい発想や面白い発想は、原理を新しく作ることではなくて、

今ある知識をいかに有効活用するか、ということ。

つまり、まずは今現在の進歩や知識を理解することが必要だと思った。

そして、問題点を全体的に俯瞰してみて、どう解決していくのか、

単順に現在の状況をモデル化して、問題解決につなげていく。

 

自分は研究室の学生として、まずは研究テーマ関連の知識をしっかりともつ。

知識を付けながら、何を結論とするのか仮説をたてていこうと思う。

 

抽象化能力が高い人はたとえ話がうまい

みなさんの周りには、たとえ話がうまい人はいますか?

僕の周りには何人かいます。たとえ話上手い人と話をしていると面白い。

共感の力ってすごい。 

「○○とかけて△△ととく」「その心は?」で鍛えることが出来るみたいです。

今週から笑点を録画しようかな。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

長い人生をよりよくしたいあなたに「LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略」

しばらく更新が途絶えてしまいました。

何をしていたかというと、この時期はテスト期間でして、

勉強に追われていた、というわけです。

 今までなら、学年末のテストが終われば長い春休み到来なんですけど、

今年からは研究室に配属されたため、3月上旬までは

研究室生活がスタートする模様です。

 

ところでみなさん、突然ですが平均寿命、今何年くらいか知っていますか?

厚生労働省の「簡易生命表」によると、日本人の平均寿命は、

2019年 男性:81.41歳 女性:87.45歳  だそうです。

ということで今回のテーマは人生・長寿に関する話です。

 

「LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略」を読みました。

この本との出会いは突然なものでした。

ある日、大学図書館からメールが届きました。

「予約した本の準備が出来ましたので●月●日までに取りに来てね」とのこと。

ただ、自分には本の予約をした記憶がまったくありませんでした。

※インスタグラムでオススメされた本を無意識のうちに予約してたのかな?

せっかく用意していただいた本だし、題名から面白そうなので手に取りました。

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こんな優しそうなおじいちゃんになりたい。先日、美容師さんとこんな会話をした。

僕「公園で散歩してるおじいちゃん、おばあちゃんいいですよね」

美容師さん「いいですよね、(中略)歳をとると性格がすごい顔にでてきますよね」

僕「そうなんですか?」

美「なんですよ、優しいおじいちゃんは本当に優しそうな顔をしてらっしゃる」

ってなわけで優しい顔のおじいちゃんになりたい。

 

さて本書から学んだことを紹介していきます。

10年ごとに平均2~3年のペースで平均寿命が上昇している(p43)

 今現在100歳まで生きる人って相当少なくて僕は出会ったことがありません。

でも上記のペースで寿命が延びるとすると、

2000年生まれの僕の世代のうち、半数が約102歳まで生きると概算できる。

長く生きる=老後が長くなる、と考えると

多くの人が退職時期を遅らせ、長く働く必要があるわけです。

では100年ライフを有効に生きるためにはどうすればいいのか?

 

3ステージの人生の縛りから自由になり、もっと柔軟に、もっと自分らしい生き方を選ぶ道もある。仕事を長期間中断したり、転身を重ねたりしながら、(中略)マルチステージの人生を実践すればいい。(p21)

これが本書のメインテーマです。

3ステージとは、教育→就職・労働→老後 という流れのこと。

本書では人生設計の具体例が挙げられています。

(具体例の人物は100年ライフを有意義に生きているのでぜひ読んでほしい!)

では新しいステージに移行する、新しい自分に変身するには…?

 

変身を成功させるためには、自分についてある程度理解していることが必要不可欠(p160)

 自分のことについて理解するためにはどうすればいいのか?

内省するもよし、周りの人に聞いてみるもよし、

自分の性格が分かる診断をうけてみてもよし。

 

以下の、オススメの性格診断の本を後ほど紹介する予定です。

乞うご期待!!

 

 

 そして最後に、自分の人生計画を練る上でのキーワード。

生涯を通じてより多くの変化を経験し、より多くの不確実性に直面する。もっと柔軟性をもって、将来に方向転換と再投資を行う覚悟をもっておくこと(p118)

選択肢をもつこと、自分と相性のいいものを選ぶこと、そして自分のアイデンティティを意識すること(p238)

 

この本を読んで自分の人生について再度考えました。

 将来どうありたいのか、人生年表もつくってみました。

(恥ずかしいので詳しい内容は秘密ですが)

僕は憧れで人生の進む道を決めるタイプ?のようです。

 

幼い頃の将来の夢って

男の子だと「仮面ライダー」や「スポーツ選手」

女の子だと「保育士」や「パティシエ」とか

かっこいいなっていう感情が決めてたような気がします。

 

憧れで人生を決めがちな僕はまだまだ幼いのかもしれません。

※ちなみに僕の幼稚園の頃の将来の夢は、「立派なお父さんになる事」でした。

皆さんにも「憧れ」や「憧れの人」はいますか?

 

先日、同期が大学を休学している話をしましたが、

自分の人生を自ら切り開いていこうとしている彼に、

そして皆さんにも是非読んでほしい1冊です。

 

諸行無常を知る。

宮部みゆきさんの「龍は眠る」を読みました。

「人の記憶を読むことが出来る」という超能力をもつ少年2人の様子を、雑誌記者の高坂昭吾視点で述べた物語です。

物語には様々な人物が登場するのですが、今回は不慮の事故により言葉を話すことができなくなってしまった女性(七恵)についての描写を紹介します。

商店街のなかほどに、大きなよろず屋という趣のスーパーがあり、七恵は買物の大半をそこですませていた。(中略) 途中で八百屋に寄り、(中略) 柿を一山買った。商談は手振りで済み(中略) 彼女の障害など、なんということもないというふうに見えた。ここは彼女にとって、住みやすい町なのだ。

言葉を話せない人でも住みやすい町。

物語の中では、「言葉という能力を失った人」と「超能力という能力を得た人」が対比されているように感じました。

どちらの人物もそれぞれ悩みがある様子でした。

「普通と違う」ことに僕(たち)は何かしら不安を覚えてしまうし、無意識のうちに「あの人は変だ」と思っているのかもしれない。

講義室の中で、みんなが一様に黒板の方を向いて座っている時に、自分だけ変な向きに座っていることに不安を感じてしまう。

五体満足な自分にはまだ理解できてないことが多い。

 

 

「住みやすさ」という点で実家のことがひっかかりました。

3年前に大学生になって下宿するようになり、

長期休みになって実家に帰るたびに、家の中が少しずつ変化していって、ルールが少しずつ変化していって、せつない気持ちになります。

思い出の家具がなくなっていたり…家の香りが変わっていたり…

家族は昔と変わらず温かいけれど、なんだか落ち着けない。

 

諸行無常」を受け入れる必要がありますね。

綺麗だった銀杏並木が今ではもう丸裸の木しか残っていません。

 

皆さんは今年どんな変化と出会いましたか?

 

10代の自分から20代の新しい自分へ

今日は金曜日ですね、お疲れ様です。

届くのを待ち望んでいた本が届きました。

ダイレクト出版株式会社さんが発行している本「DIRECT PUBLISHING CULTURE BOOK」です。インスタグラム経由?でこの本に出合いました。本の表紙にもあるように、20代の間にやっておくべきことなどが丁寧にかかれているようです。これから熟読させていただきます。詳しくはダイレクト出版さんのサイトをどうぞ。

www.d-publishing.co.jp

 

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『DIRECT PUBLISHING CULTURE BOOK』、小川忠洋さん、2020年、ダイレクト出版株式会社

今年20代に突入しまして、10代の頃は、20代になると人生が変わるのかな、何か大きな変化がまっているのかな、なんてワクワクしていたわけです。その期待とは裏腹に大きな変化?は特に感じられず、少しがっかりしています。

分かったことは、「自分から動かないと何も始まらない」ということ。

ただ毎日をのんびり生きていくことも大切だけど、やっぱり毎日新しい事に挑戦していきたい、毎日成長していきたい、なんてのが理想です。

「この本を読めば成長できる」という受け身ではなくて、この本から何を学んでどう生かしていけるか、と主体的になりたいものです。言葉でいうのは簡単な話なのですが…

 

ちなみに10代の頃にしておくべきこと、皆さんは何か思いつきますか。

僕は勉強漬けの10代でした。

スポーツをして体を動かすとか、もっともっといろんな人に出合い、いろんな話のタネを持っておくべきだったのかな、と思います。

 

今日は3,4限に「薬理学」の講義がありました。疾患に対してどのように治療していくのか、どこを作用点として薬を用いるのか、ということを学ぶ学問です。担当している先生は、とても感性が豊かで面白おかしく教えてくださいます。今日のテーマは「脂質代謝異常に対する治療戦略」でした。

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

よい週末を!

 

 

 

見返りを求める人生

最近見ているドラマは「フリーター、家を買う」です。

有川浩さんが原作の小説をかいています。

 

二宮和也さん演じる主人公は、企業に就職してすぐにやめてしまいます。アルバイトで生活していましたが、同居している父親に日々ののしられていました。

そんなある日、母親が突如うつ病になってしまいます。

母親を大切にする中で、家族の在り方が変わってくる、という物語です。

 

第6話で心に刺さった言葉があったので紹介します。

父がある女性に話すシーン。

 

息子は俺の存在を全面否定している。

父親とは認めていない。

原因は分かってる。

俺があいつのことを否定ばかりして、認めてやらないからだ。

本当は、あいつのことをもっと尊重してやるべきだったことは分かってるんだ、なかなかそれができない。

 

家族の前では、なかなか素直になれない父親。

自分のことを僕たち家族に多くは語ってくれなかった父親に少し似ていて、懐かしいような、寂しいような気持ちになります。

 

父の言葉から感じたこと

父親が息子に否定されるのは、父親自身が息子を否定しないから。

信頼関係を築くには、まず自分が相手に心を開かなくてはいけない。

この相互関係はとても重要なことだけど、ひとつ気になる点がある。

 

それは「見返り」を求めていること。

 

「俺が君のことを信頼しているのに、なんで君は俺を信じてくれないの」

「俺は君のことをこんなにも愛しているのに、なんで君は俺を愛してくれないの」

 

下側の例は極端な例だけど、実際ありそう。

話は脱線しますが、「愛」は見返りを求めるもので、「恋」は見返りを求めないものだそうです。僕は誰かを愛するのではなく、誰かに恋したい。

 

結局何が正解なのかは分からないけれど、大切なことは「他人に(何かを)してあげる」という気持ちを持たないことなのかもしれない。

じゃあどんな感情で相手と接したらいいのだろうか。

「他人に(何かを)させてもらう」でいいのかな。 

なんだかいいフレーズが出てきません。

 

ここまで読んでくださってありがとうございます。

 

 

 

追記

見返りを求めることって、損得感情が関与しているのかもしれない。

こうしてあげれば、何か返ってくるかもしれない、みたいな。